面白小説家だと思い込んでいたけどホラーも書くのか、と古本屋で購入。
「彼ら」「延溟寺の一夜」「オカルト娘」「魔の家」「乳白色の闇」「メス」「ターゲット」の短編6作品。
「彼ら」はスティーブン・キングの「IT」のパロディらしい。
わたしは「IT]を知らないのでなんともいえないが 結構怖いなと思って読んでいた。
パ…パロディなのか・・・。
「延溟寺の一夜」は失恋し職も失った男が1通の怪しい手紙をもらって怪しい寺に行くという話。
ここまでは普通のホラー。
「オカルト娘」は一人っ子で親にべったりだった娘が一人暮らしをし始めて 思い込みでどんどん怖いと思ってしまうという話。
著者独特の解説を交えながら合理性と非合理性を比較するもの。
私も初めて部屋に一人で寝たときは 天井の木の模様が人の形に見えたりしてまったくこのパターンだった。
後で考えれば「んなアホな。」になるが、一人だ、という不安がこうなってしまう気持ちもよくわかる。
「魔の家」は72歳になる一人暮らしの母に同居の出来ない息子が家をプレゼントするという話。
最新のセキュリティの中に操作がさっぱりわからないおばあちゃんは何も出来ずに家の外にも出られずにどんどん追い込まれていく。
操作のわかるものには便利でも、使えなければ生死にかかわるという話だ。
私も情報を仕入れなければこうなるのだろうか・・・。
「乳白色の闇」は視点を変えたものの話。
これ以上書くとネタが全部出てしまうので書かないが、途中で結果が読めてしまう。
イマイチだが発想は好きだな。
「メス」は病院嫌いな会社員が人間ドッグに行く話。
確かに病院にいくとなるとこんな気持ちになるよな、という小説。
私もタブンこのタイプの人間だな。
「ターゲット」は他の作品をあわせたくらいの量の多いものだ。
悪夢を見て飛び起きるが覚えていない。が、恐怖でまだ震えてる。
自分の周りに突如現れた者たち、恋人が内容は違うが悪夢に怯えていた。共通点は・・・。
これは結構面白い。是非読んでいただきたいものだ。
結末が結構最後になるまでわからなかったから ホラーというより推理モノ、というイメージ。
タブン、ちょっと前に読んだ「ホントは怖い・・・」とかが流行った頃だと思う。
それの皮肉ったものなのだろうか。
あれ、それよりも前みたいだな。
やるな清水先生。
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